モグサアフリカについて知ってほしい!
- 2016/11/14 (月)
おはようございます!
今日の夜は68年ぶりに月が地球に大接近するスーパームーンだそうで!!
天気があまり良くないですが雲の隙間からでも見られたらなんか良いことありそうですね(*’▽’)
さて、今回は前回ちらっとご紹介した「モグサアフリカ」についてです!
先日、私の母校で講演会がありました。
恥ずかしながら、今回の講演まで「モグサアフリカ」の活動について知らなかったんです。
「モグサアフリカ」はウガンダや南アフリカなどのいわゆる貧困国で、医療従事者に対してお灸の方法を教えて薬と併用しながら行うように促している団体です。
アフリカなどの発展途上国では未だ「結核」で命を落とす方が多くいます。
薬を必要としていてもお金も物資もなく死を待つだけの環境だったそうです。
そこで「モグサアフリカ」の代表マーリン・ヤング氏はお灸の「免疫力を向上するチカラ」を役立てることが出来ないかと考えたのです。
お灸は結核を治すための治療法ではありませんが、免疫力を向上させます。
定期的にお灸をすることは衛生環境の悪いアフリカでも安全で安価な治療法であり患者さんに活力を与えてくれます。
1つ症例を紹介します。
結核とHIV(エイズ)の重複患者で寝たきりでやせ細り自力で薬を飲むことさえ困難な状態だったそうです。
マーリン氏も「彼は死んでしまうだろう」と思ったそうです。
そこで彼の「足三里」に1つだけお灸をしました。
体が弱っている場合強い刺激は逆に害になるので1つだけだったんですね。
※「足三里」はすねにある胃腸のツボです。
すると彼は自力で飲めなかった薬を飲んだり、歩けるようになったそうです。
すごいですね~!
マーリン氏はお灸を古から受け継いだ「宝物」だと表現していました。
その「宝物」でアフリカの方々の命を救っています。
私たちは新しいものが入ってくるともともと持っている良いものを忘れてしまいます。
イギリス人の彼からお灸が素晴らしいものだと教えられました。
現代ではさまざまな病気が薬によって作られています。
新薬が開発されても未だに結核はなくなっていないですし耐性菌も出てきています。
最大の予防は「免疫力を向上すること」だと思いますし、お灸にはその力があると思います。
みなさんにも「モグサアフリカ」の素晴らしい活動を知っていただき、お灸にも興味を持っていただけたら嬉しいです。