梅雨の養生法①
- 2016/05/16 (月)
こんにちは。
本日5月16日、ついに沖縄で梅雨入りの発表がありました!
季節の変化はあっという間ですね~。
梅雨と言えばじめじめしていてなんだか気分も落ち込みやすかったり、体調を崩す方が多くなる季節でもあるのです。
そこで今回は梅雨の季節を快適に過ごせるように
「梅雨の養生法」をお伝えしたいと思います!
東洋医学では季節の「気」というものがあると考えられていて、梅雨の時期は「湿」の気が多くなる季節なんです。
本来この「湿」の気は自然界に存在しているのですが、胃腸が弱い人や疲労して体が弱って巡りが悪くなってるところには「湿」が停滞してしまいます。
これが「湿邪」となって体に悪さをするようになるのです。
「邪」というだけであまり良いイメージないですよね…。
「湿邪」は下に降りていく性質があり、ねっとりしていて停滞するという特徴があります。
湿が停滞すると体の中に余分な水分をため込んで外に出す機能が低下します。
足がむくんだり、べたつくような便が出た時は湿邪によって体内の水分が代謝されてないと考えてよいと思います。
水が体内にたまれば体は冷えて巡りも悪くなるので
「重たくなるような痛み」や「神経痛」のような症状も出やすくなってきます。
そして内臓では「脾」や「胃」といった消化器系が湿の影響を受けやすいとされています。 梅雨に時期に食欲低下や、食中毒、下痢などが増えるのもこの為です。
では「湿」の影響を受けないためにはどのように過ごしたらよいのか!
余分な「湿」を体から追い出すこと、脾胃への負担を減らしてあげることが梅雨を快適に過ごしていくためのポイントになってきます!!
具体的には…
①汗をかく
②身体を冷やさない
(夏野菜や冷たい飲み物などは身体を冷やし、巡りを悪くするので控える)
③胃腸をいたわる
(よくかんで食べたり、味の濃いもの、油ものは控える)
④ツボにお灸をする
まずは季節の変化に適応できるような体つくりが大切になってきます。
関東の梅雨入りはまだ先ですが、今から対策をしっかりして快適に過ごしていたがければと思います。
次回は「湿」を追い出して脾胃を調えるための食事とツボについて、もう少し詳しくお話しさせていただきます。お楽しみに~(^^)/