逆子ちゃんの治療①
- 2016/06/10 (金)
こんにちは!
今日は暑いですね~、貴重な梅雨の晴れ間!布団干したいです( ´∀` )笑
こんな良い天気ですが今日は「入梅」。
二十四節気の夏至を中心として約30~40日間梅雨の時期に入るんですがその最初の日が「入梅」です。今年は水不足が心配されているので恵みの雨となると良いですね(‘ω’)
さてさて、久しぶりに治療のお話しを…
当院には逆子の患者さんもいらっしゃいます。
赤ちゃんは頭をした、足を上にした状態でおなかの中にいるのが自然です。
それが頭を上にした状態になってしまうのが「逆子」です。
お母さんのおなかの中で赤ちゃんは動いてクルクル回っていますから、妊娠初期~中期には問題になりません。だいたい28週くらいを目安に出産が近くなると、病院で逆子と診断されます。逆子になると自然分娩のリスクが高くなるので病院では帝王切開を勧められてしまうのです。
そんな時におすすめなのが鍼灸治療です。
もちろん週数や赤ちゃんの状態によって100%治るとはいえません。しかし良い効果をもたらしてくれることは確かです。
逆子の原因には「冷え」が多く関係しています。
昔から、「頭寒足熱」と言いますが、頭は冷めて足が温かいのが健康的です。頭は陽の部位ですから、冷えてバランスを保ち、足は陰の部位ですから、温かくしてバランスが保ちます。もし、母体の下半身(陰)が冷えていれば、胎児は最も大切な頭を委ねることができずに、上に頭を移動させてしまうことがあるでしょう。このように考えると逆子は胎児が自分の体を守ろうとする一種の防衛反応と言えます。
すべての原因が「冷え」とは限りませんが、お母さんのおなかの中が赤ちゃんの居心地の悪い状態になってしまっているために逆子になると言えるでしょう。
当院では「逆子を直すための治療」というよりも「お母さんの体のバランスを整えて赤ちゃんが自然と居心地の良い環境を作ること」を治療方針としています。
赤ちゃんも私たちと同じで温かいベットでゆっくり眠りたいですからね(^◇^)
治療に来ると同時に、自分の生活も見直してみてください♪
経験上、逆子の患者さんは「冷たいもの」や「甘いもの」が大好きな方が多いように感じます。妊婦さんはただでさえ暑く感じますし、最近の暑さでアイスとか冷たい飲み物とか欲しくなりますよね(^^;?
でもでも、甘いものも体を冷やして気を上に昇らせるので妊娠中は控えたほうが良いでしょう。これだけで逆子が治った方もいますから!
もちろん赤ちゃんはポコポコ動くのが自然で、すべてが鍼灸の効果ではないと思いますがお母さんの体を整えて居心地の良いベットを作るお手伝いはできると思います。
生活や食事についてもご相談ください。
次回は逆子の治療で使うツボや、お灸の方法について紹介したいと思います。
お楽しみに~!