坐骨神経痛と鍼灸!
- 2016/07/12 (火)
こんにちは!
暑い日が続いていますが梅雨はどこへ行ってしまったんでしょうね(;´Д`)
クーラーの寒さと夏の暑さで風邪を引いてしまっている方が増えてきました。
ただでさえ体調を崩しやすい季節ですから、早めにケアしていきましょうね!
鍼灸は風邪の治療にも効果的ですよ~
さて、クーラーの寒さで出てくる症状として
【坐骨神経痛】もその中の一つです!
意外ですか!?意外ですよね!!笑
坐骨神経とは腰からお尻、足にかけて走っている神経です。
坐骨神経痛とはその坐骨神経に何らかの障害が起こって腰から足先までの広範囲に「痛みやしびれ」がでる状態のことを言います。
坐骨神経痛とは状態のことであって病名ではないんですね!
症状の出方や原因はさまざまですが、「すぐ治るだろう」と放置してしまうと痛みで歩くのも困難になったり日常生活にも支障をきたす非常に厄介な状態なんです。
今回はそんな【坐骨神経痛】についてお話ししたいと思います。
坐骨神経痛はさっきも言ったように「病名ではない」んです。
坐骨神経痛を引き起こす原因としては腰からおしり、足にかけて流れる神経の通り道に対して圧迫や何らかの障害が考えられます。
坐骨神経痛を引き起こす疾患としては
・椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・変形性腰椎症
・梨状筋症候群
他にも妊娠中の赤ちゃんの成長によって腰椎が圧迫されて坐骨神経痛が起こることもあります。
また、患者さんの中には病院ではこれらの検査で特に異常がないのに、お尻から足にかけてしびれや引きつれ感が出ているために「坐骨神経痛」と診断されてくる方がいらっしゃいます。
なぜ原因がないのに痛みが出ているんだろう?と思いますよね?
その痛みに関して東洋医学ではどのように考えるかというと・・・
坐骨神経痛を引き起こす原因としては
①冷え
★今の季節で言えば、クーラーの風などで冷えることで体の気や血の巡りが悪くなることで起こります。お風呂に入ったり温めたりすると楽になるのがこのタイプです。
②水毒
★水毒とは余計な水分が停滞している状態ですね。水がたまるのでもちろん冷えやすくもなります。雨の日とか梅雨時期になると痛みが重く出てくる人はこのタイプかもしれません。
③体のエネルギー不足
★いわゆる「気」が不足した状態です。東洋医学では体を動かすには「気」が必要ですが疲れたりすると消耗してしまい、体を維持出来なくなってしまいます。夕方など疲れてくると痛みが出てくる方はこのタイプかもしれません。
このように、体質や生活環境によっては器質的な異常がなくても痛みを生じることがあります。
季節の変わり目だけ痛みが出る、古傷が痛む・・なんて方には鍼灸は非常に効果がありますのでご相談ください。
鍼灸は変形など器質的なものを治すことはできません。
しかし、ヘルニアや脊柱管狭窄症を持っている方でも痛みを和らげたり動きを良くして機能的に良くしていくことは可能です!
その方に合った治療法を一緒に考えていきたいと思います。