台風と鍼灸!
- 2016/09/02 (金)
こんにちは!
今日はまた夏の蒸し暑さが戻ってきてしまいましたね(;´∀`)
そろそろ夏の疲れが出やすい時期ですのでしっかり養生していきましょう!
さて、みなさん「二百十日」や「二百二十日」ってご存知ですか?
立春の日から数えて二百十日や二百二十日の日のことなんですが丁度9月1日と10日頃にあたります。茶摘みの「八十八夜」などと同じですね!
この頃は稲の開花時期で農作物が実る頃とされています♪
こんな時期に農家の人々が一番恐れていたもの!!
それが台風です!
農家の人々は昔から台風が多く発生する二百十日と二百二十日を厄日として警戒していたそうです。
現在のように気象予報などがなくても、古来からの暦による生活の知恵や経験から台風の被害を最小限に抑える努力をしていたのですね~!
昔の人はスゴイですね(/・ω・)/
そして現在でも、今の時期は台風が次々と発生していますね。
10号の被害が癒えないうちに12号が発生してきたようなので対策をしっかりして被害が出ないようにしていきたいものです・・
そんな台風が激しく起きるとき、体にも変化や不調が生じやすいんです。
体は日々気圧の変化や気温の変化に敏感に反応して調節する役割を果たしています。
しかし疲れや自律神経の働きが低下した状態の時は要注意です。
台風で気圧が低くなると体の中では圧力が減る分むくみやすくなったり、鼻づまりや皮膚のかゆみも出やすくなります。
雨の日になると関節が痛んだり、頭痛がするような方はまさにこれです!
東洋医学では台風=「風邪ふうじゃ」と「湿邪しつじゃ」が体に悪さをするためにこのような症状が出てくると考えています。
「風邪」の特徴としては体の上部の症状が出やすく激しく出ます。
(鼻水・鼻づまり・頭痛・顔のむくみなど)
「湿邪」は梅雨の時期のも紹介しましたが、胃腸の働きを低下させたり、重く停滞するような症状が体の下部に出やすくなります。
(べったりする下痢・手足のだるさ・関節の痛み・おりものの増加など)
夏の間に冷たいものを食べたり飲んだりしていた方は、胃腸も夏バテ気味です。
特にこのような症状が見られるので注意です!
ただでさえ季節の変わり目は体に負担がかかりやすくなります。
「あ、これ私だわ…」
と不調を感じたら早めの治療をおススメします(‘ω’)
日頃の食生活やあなたに合った養生法を一緒に考えていきましょう!
困ったことがあればお気軽にご相談ください。