便秘と鍼灸②

便秘と鍼灸②

  • 2016/09/09 (金)

こんにちは!

今日、9月9日は「重陽の節句」ですが皆さんご存知ですか(^◇^)?

この日は3月3日の「桃の節句(上巳の節句)」や5月5日の「端午の節句」と同じ5節句のひとつで、菊に長寿を祈る「菊の節句」や「おくんち(お九日)」とも呼ばれています.

中国ではこの時期にきれいに咲く「菊」を「翁草」や「千代美草」と呼んで邪気を払う不老長寿の薬として「菊酒」と呼ばれる菊の花を浮かべたお酒を酌み交わしてお互いの「長寿」と「無病息災」を願う風習があって、奈良時代に日本にも伝わり旬の栗を使った「栗ご飯」と「菊酒」でお祝いしたそうですよ♪

また、秋の収穫祭と融合して「おくんち祭り」として祝われて有名なのが「長崎くんち」や「唐津くんち」です! お祭りにもいろんな由来があるんですね~(´▽`)

長崎くんちは10月7日から3日間行われるそうなので知っているとより一層楽しめそうですね♪


さて、前回は西洋医学的に見た便秘についてお話ししました!

今回は東洋医学的にはどのように解釈するのか、をご紹介します。

東洋医学では便秘のことを「秘結(ひけつ)」と言います。

そしてこの「秘結」を引き起こす原因には4つのタイプがあるとされています。


①熱秘(ねつひ)

このタイプは胃腸に熱を持ってしまって潤いがなく乾いて出ないタイプです。

原因:暴飲暴食・辛い物の食べ過ぎ

特徴:のどの渇き・口臭・便が粘り臭い・おなかの張り

★このタイプは食べすぎに注意して胃腸に熱がこもらないようにすることが肝心です!


②気秘(きひ)

このタイプは気の流れが悪くなって滞って出ないタイプです。

原因:ストレスによる緊張・運動不足

特徴:お腹が張る・げっぷやおならが多く、ガスを出すと少し楽・口が苦い

★このタイプは手足を動かしたりストレスを取り除くなどして気の流れを良くする必要があります。


③虚秘(きょひ)

このタイプは体が弱って便を押し出す力がないタイプです。

原因:虚弱体質・疲労・慢性疾患

特徴:息切れ・倦怠感・食欲不振・疲れやすい

★まずは胃腸がしっかり働けるように体を整えたり体力作りが必要です。

ツボを刺激することで胃腸の働きを助けてあげましょう。


④冷秘(れいひ)

このタイプは冷え固まって出ないタイプです。

原因:生もの・冷たいものの食べ過ぎ・虚弱体質・疲労

特徴:冷えると悪化・お腹や腰の冷え・夜間頻尿

★このタイプは温かいものを食べるようにして胃腸の働きやすい環境を作ってあげる事が大切です。


いかがでしたか?

簡単に書きましたが、自分のカラダが冷えているのか、熱を持っているのか、元気なのか、弱っているのか、を自分で知ることはとても大切なことです。

体は日々の生活からできています。

たとえ治療していても最終的に治すのは自分自身のチカラなんです。

生活を見直すきっかけ作りのお手伝いが少しでもできたら嬉しいです。

ご参考までに(*^^)v


女性のための鍼灸治療院

ゆう鍼灸院 07065117951