「コリ」と「頭痛」と「鍼灸」
- 2016/10/03 (月)
こんにちは!
10月になりましたね~
今年もあと3カ月と思うと1年ってあっという間に感じます(/・ω・)/
やり残したことがないように毎日を大切に過ごしたいものです~
さて、先日勉強会に行ってきました!
こで「コリ」と「病気」の関係について非常に興味深いお話を聞けたので、ここで少しご紹介したいと思います!
みなさんは「コリ」って感じますか?
治療院に来る患者さんの多くは日常的に「コリ」を感じている方が多いんです。
もちろん、病院に行けば「ただのコリですね~」と言われるだけなんですけど( ;∀;)
実はその「コリ」こそ「頭痛」や「耳鳴り」「めまい」「不眠」や自律神経症状にも深くかかわってくる『体からのSOSのサイン』だったんです!
東洋医学では体表の変化(コリ)=ツボ(経穴)の反応という考えがありますから、自然とその反応を見ながら治療することが多いのです。
実はこのことに関してはあまり知られてないんですね~。
だから「ただのコリ」と言われてしまうし、患者さん自身もよほど辛くなければ『治療しよう!』とは思わない方が多いんじゃないでしょうか?
今回の勉強会では頭痛に関して専門に鍼灸治療、研究を行っている先生が、【ラット(ネズミ)に意図的にコリを作り出すことでどのような変化が出たのか】という研究結果を紹介してくださいました。
「コリ」を作り出したラットは動きが緩慢になります。
また三叉神経が過敏になることで血管の表面の拍動の変化を「ズキズキ」感じるようになるんです。
この三叉神経は耳の近くにも通っているので神経が過敏になることで、耳の近くの血管の音を拾ってしまい耳鳴りも起こるようになる、ということです。
つまり「頭痛」や「耳鳴り」は「コリ」によって過敏になった三叉神経が悪さをしているから起こると考えているわけなんですね~。
現代医学的には頭痛の種類は主に「緊張性頭痛」と「片頭痛」でこの2つはタイプの違う頭痛と考えます。
しかし体表面の変化=コリやツボの反応を取り、過敏になった三叉神経を和らげてあげることでどちらのタイプの頭痛も改善してあげることが出来るんです!
もちろん、東洋医学ではただコリを取るというよりは「なぜコリが出来ているのか?」と言うことも考えて患者さんに合わせて治療することは絶対ですけどね(‘ω’)
当院でもひどい頭痛で来院される方がいます。
毎日薬を飲んで、二次的に胃はボロボロ…食事がとれないので疲れやすくなります。
薬を飲むことで症状は軽くなっても決して原因を治しているわけではありません。
鍼灸治療は体自体を変えていくための治療法です。
もちろん体が辛くないのは1番ですから、薬を併用しながらの治療も可能ですので、「ただのコリ」と頭痛症状と切り離して考えずに体を良くする1つの手段として試してみていただけたらと思います。
【鍼灸適応疾患】
◆婦人科系疾患:不妊症・生理痛・更年期障害など
◆肩こり・腰痛・ヘルニア・手足のしびれなど
◆冷え性・アレルギー・自律神経の乱れ・不眠など
◆疲れが取れない・体がだるいなどの不定愁訴
当院では患者さん1人1人に合わせた治療、生活のアドバイスを心掛けています。 何かお困りの際は、お気軽にご相談ください(^^)