子供に鍼!!??
- 2016/10/28 (金)
こんにちは。久しぶりの更新となってしまいました(;´・ω・)
今日の東京はなんと13度ですって!!
秋を飛ばしてすっかり冬ですね…寒いです。
今年の立冬は11月7日ですから今はちょうど「秋の土用」の時期なんですね。
「土用」と言うのは暦で「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前18日間のことで、いわゆる「季節の変わり目」なんですね。
秋から冬に変化していく「秋の土用」は温かい「陽」の気が深いところに沈み、「陰」に変わる時期ともいえます。 この時期は、身体を動かす「陽気」が深く潜ってしまうのでゆっくり過ごすことが健康な体を保つための養生になります。
むやみに運動したり、汗をかきすぎると「陽気=エネルギー」を消耗しすぎてしまいます。動物たちが冬眠してエネルギーをため込むように、私たちも季節に合わせた過ごし方を意識してみると良いですね♪
さて、今回は患者さんのお話を少ししたいと思います!
当院の患者さんはお子さんのいるお母さん世代が多いのですが、お子さんの体についての相談を受けることもあります。
そんな時はお母さんと一緒に診させてもらうこともあるのですが、まず最初にお家で簡単に出来るケアをお母さんにやってもらうことにしています。
この「自宅で簡単にできるケア」というのは歯ブラシや乾いたタオルなどでお子さんの肌を擦ってもらう事なんです。
鍼灸の中には「小児鍼」といって子供に行う鍼の方法があるのをご存知ですか?
「子供に鍼刺すの!!??」と思いますよね?
安心してください!
「小児鍼」は「鍼」と付いていても体に鍼は刺さない治療法なんです(^◇^)
子供は大人と違って経絡(ツボの流れ)がまだ未完成なので広い範囲でとらえても大丈夫なんです。
その部分に適切な刺激を加えてあげることで体の機能が高まって風邪を引きにくくなったり、アレルギーや自律神経症状(夜泣き・おねしょ・疳の虫など)も改善して健やかに成長していくお手伝いができるんです♪
そんな症例を1つご紹介します!
【今回の患者さん、小学2年生の女の子】
小さい頃に手術をして体も弱く、朝はすっきり起きられない、ご飯もちょっとだけで給食はいつも最後まで残って食べているような子で体も小さくお母さんが心配して相談してくださいました。
そこで、お子さんのプレッシャーにならないように、を前提に先ほどの身体を擦る「自宅で出来る簡単なケア」をお母さんに実践してもらいました。
毎日お風呂上りに数分、約2週間くらいやってもらった頃にお母さんが来院されて
「なんかすごかったです~(*’▽’)」と。
いつも起きてこないのに自分1人でしっかり起きてくるようになったり、給食を最後まで食べられなかったのに「今日おかわりしたよ~♪」とお子さんが言ってきたと!!!
まさかこんなに効果が出るとは、私もびっくりしました(/・ω・)/
お子さんは大人と比べると変化が出やすいので、今回はかなり良かったです。
お子さんの状態も良いとお母さんもニコニコなので嬉しくなりますね♪
これはツボの刺激によって内臓機能が高まり、体の元気がでてきたり自律神経のバランスが取れるようになった結果かなと思います。
このようにお母さんの刺激でも正しくやれば治療効果は出ますので、ぜひご相談ください(*^^)v