生理痛と頭痛の関係(/・ω・)/
- 2017/01/13 (金)
こんにちは!
今日は気持ち良い快晴ですが寒いですね~
今シーズン一番の寒波がやってきているようで、北陸や東北地方は大雪が心配です(・・;)
さて前回は首の筋肉「胸鎖乳突筋」のコリ感が体に及ぼす影響と自宅で簡単にできる対処方法を紹介しました!!
今回は患者さんの中でも訴えの多い「頭痛」と「生理痛」の関係について考えていきたいと思います。
一見、生理痛と頭痛は関係のないものだと思われがちなんですが、実はとても関係が深い症状なんです。
生理の前になると頭痛がしてきたり、生理中に悩まされている方もいらっしゃるかもしれません。その度に薬を飲んでしょうがないなと思っていませんか?
実は生理痛やそれに伴う頭痛は、そのメカニズムを知っていれば自分で改善できるのです!
「プロスタグランジン」って聞いたことありますか??
あまり耳にしたことのない言葉ですよね、でも実は子宮を収縮させたり剥がれた子宮内膜を「経血」としてスムーズに体外に出す役割があるのです(=゚ω゚)
しかし、この「プロスタグランジン」痛み物質としての作用も持っており、炎症を引き起こす原因にもなるのです。
生理前には誰でもプロスタグランジンの分泌は多くなるのですが、これが過剰になってくると「腹痛」「頭痛」「めまい」「だるさ」の原因になってしまいます。
つまり、この「プロスタグランジン」の分泌が少なければ少ないほど、生理痛の症状は軽くなるという可能性があるのです。
そしてプロスタグランジンには血管を拡張させる働きがある為に、ズキズキするような頭痛も引き起こされるのです!
このプロスタグランジンが過剰に生成されない為には「日々の食事」と「生活」がとても大切です。
生理の時に経血がうまく外に出せないと子宮は頑張って収縮しようとしてプロスタグランジンも多く分泌されます。
しなやかな子宮を作ること、経血がスムーズに出られるようにサラサラな経血であることが大切になってきます。
そのためには子宮(筋肉)が硬くならないように「ストレスをためないこと」、「体を温めて血流を良くしておくこと」が第一です!
また、子宮の収縮を緩やかにしてくれる食材を積極的に摂るようにしましょう♪
◆DHAやEPAを多く含む食材
(まぐろ・いわし・かつお・さばなどの青魚)
◆マグネシウムを多く含む食材
(ナッツ類・大豆・ひじき・バナナ)
◆鉄分・亜鉛を多く含む食材
(牡蠣・ほうれん草・豚レバー)
☆鉄分は気持ちをリラックスさせるホルモン「セロトニン」の合成に必要なので生理中のイライラにも役立ちます。
薬に頼ることなく、日々の生活から見直して快適な日常を送れるようにしたいものですね!
次回は実際に「頭痛が出てしまったときの対処法」をご紹介したいと思います(/・ω・)/
【鍼灸適応疾患】
◆婦人科系疾患:不妊症・生理痛・更年期障害など
◆肩こり・腰痛・ヘルニア・手足のしびれなど
◆冷え性・アレルギー・自律神経の乱れ・不眠など
◆疲れが取れない・体がだるいなどの不定愁訴
当院では患者さん1人1人に合わせた治療、生活のアドバイスを心掛けています。
何かお困りの際は、お気軽にご相談ください(^^)