食べ物の選び方(・∀・)
- 2016/04/22 (金)
こんにちは!
今日は食べ物の選び方についてです。
鍼灸治療の際に、患者さんに食事のとり方についても提案させていただくことがあります。 患者さんからも「何を食べたらカラダにとって良いのですか?」と 聞かれることが多々あります。
「〇〇を食べると痩せる」や「〇〇でがん予防!」などテレビや雑誌では、 ある1つの食材が取り上げられることが多いため、「何を食べたら‥」と思われるのでしょう。
しかし身体を作ってるのは1つの栄養素だけではないのです。
1人1人体の状態は異なるので結局はバランスよく、自分の体に合ったものを食べることが大切だと感じています。
東洋医学では自然界のものを「陰」と「陽」の2つに分類する考え方があります。
陰=静・冷やす・月
陽=動・温める・太陽
食べ物でも
「陰の食材はカラダを冷やす性質」
「陽の食材はカラダを温める性質」
というように分けることができます。
つまり身体が冷えてるときは温める食材、熱を持っているときはカラダを冷やす食材を取ることが自然である、と考え方はとてもシンプルなのです。
もちろん陰と陽の間=中庸の食材というものもありますから、これだけで良いわけではないのですが、 食材の陰陽を知ることで食べ物のチョイスができるようになることが大事なのです。
【食材の陰陽の見分け方】☆図参照
陰=太陽に向かって伸びていくもの(葉物野菜・果物・夏野菜)
陽=地中に向かって伸びていくもの(根菜類など)
★太陽に向かっていく野菜は速く伸びるもの、上にあるものがより陰の性質が強くなります。
昔は、夏には外が熱いので身体を冷やす性質のある夏野菜をとってクールダウンしたり、寒い冬には根菜類のたくさん入った豚汁を食べて身体を温めました。
そう考えるとあまり難しく思うことないと思いませんか?
まずおおまかに食べ物の陰陽を意識してみてください。
不妊症・冷え性の人はあまり身体を冷やす性質のものは控えてみるのも良いでしょう。
「〇〇を食べるように!」よりも「〇〇を控えてみよう」の方が食材の幅は広がります。
【参考までに陰と陽の間=中庸(ちゅうよう)の食べ物も紹介します。】
・全粒穀物(玄米・全粒粉)
・豆類(小豆・ゴマ・高野豆腐・がんもどき・豆腐・納豆)
・海藻(ひじき・わかめ・昆布)
・ナッツ類
・梅干・たくわんなど‥
★あくまで、バランスよく食べることが大切です。何事も度が過ぎると害になります。
今回は食材の陰陽についてですが、今後も食養生について書いていく予定です。
食事のとり方で気になることがあればお気軽にご相談ください。