びわの葉温灸って?
- 2016/05/08 (日)
こんにちは。
みなさんゴールデンウィークはしっかり休めたでしょうか?
旅行先で食べ過ぎたり、遊びで疲れてしまった方もいるんじゃないですか?笑
以前ブログで当院で行っている温灸について紹介させていただきましたが、今日はちょっと変わったお灸のおはなし(^^)
温灸の1つ、「びわの葉温灸」ってご存知ですか?
そうです、あの甘い果物「びわ」のことで、あのびわの葉っぱを使ってお灸をするんです。
びわはバラ科の植物でリンゴや梨、桜とも仲間です。
びわの葉には「アミグダリン」という薬効成分が含まれています。
この「アミグダリン」はがん細胞を破壊してくれるとの研究もされていて論文なども多く書かれています。
また、白血球の働きを高めて免疫力を向上させたり、血液が酸性に傾いたウサギに対してびわの葉の成分を吹きかけたところ酸性に傾いた血液が弱アルカリ性に浄化された、という研究結果もあるそうです。 つまりびわの葉の効果としてこれらが挙げられます。
「免疫力向上」
「抗がん作用」
「血液浄化作用」
このようなびわの効果を治療に応用したものが「びわの葉温灸」なのです。
びわの葉温灸の特徴としては、びわの葉と棒灸があれば手軽にできる家庭療法という事です。火は使いますが直接肌につける事は無いので熱くなく火傷もしない、温かく気持ちの良い治療法です。
1日にたくさんやりすぎると「灸あたり」と言って刺激過剰によって気分が悪くなったり疲れたような感じになることもありますが、薬のような副作用がないのもびわの葉温灸の良いところです。
西洋医学との併用も可能ですからやりすぎなければ安心してできる治療法だと思っています。
びわの葉温灸のやり方(※図参照)
①びわの葉をしっかり洗い、湿らせた状態にしておく(色の濃い葉を選びましょう)
②びわの葉の色のつるつるした面を皮膚に当てます(肌にのせるので冷たくないように手で温めておきます)
③布を8つ折りにして葉に重ねる
④紙で箱を作り、中に8つ折りの紙をいれて③の布に重ねる
⑤棒灸に火をつけ④に押し当てる
★熱く感じたら動かしたり、1か所につき20~30秒ずつ動かしても良い。
病気の患部に当てても良いですし、ツボに当ててあげても効果があります。
温灸で使用した葉っぱは1回で薬効成分はなくなると言われていますが、煎じてお風呂に入れてあげたりしても体がよく温まり冷え性などに効果的。
ゆう鍼灸院では、先日びわの葉をたくさん頂いたので実際にお試しいただけます!
体の不調がある方は自然の力を取り入れて丈夫な体を取り戻しましょう(^^)/
お気軽にご相談ください。